ロンドンに住む乳がん患者の記録


by stmarysh

友情ご飯

久々の更新。
2回目の抗がんの副作用が思いのほか重くて、3日間飲まず食わずになった。
それから徐々に食欲は戻ってきたが、1週間ぐらい一日一食がやっとだった。

とにかく5分以上立ってられないので、ご飯が作れない。
カップラーメンかレトルトカレー。ウルトラマンなみ(笑
無理して作ると、出来上がった頃には食べたくなくなる。
本当に嫌になった。

そんなとき、優しい友達群がご飯を作ってくれたり、運んでくれたりしてくれた。
仕事帰りで疲れているだろーに...
一緒にご飯を食べて、楽しく喋って.....
人が作ってくれたものは本当に美味しい。
買出しも、掃除もしてもらった。
抗がん治療にも一緒に行ってくれた。
何より会いに来てくれることが本当に嬉しい。もの凄く元気になる。
本当に本当に感謝。

日本からも沢山沢山励ましの言葉とプレゼントを貰った。
本当に心から感謝。

以前、このまま死んでもいいやと思ってたんだけど、
この人達に恩返しをするために生きて行こうと本気で思ったんだ。
まだまだ頑張らなくては。
[PR]
# by stmarysh | 2012-04-14 03:41 | 抗癌治療

生きる意味

実は先日、救急車で病院に運ばれた。

その日の昼頃から、腰から足にかけて痛みがあったのだが、
冷えたのだろーと勝手に判断し、その晩お風呂に入った。
その後布団に入るや否や、腰の下あたりに強烈な痛みを感じ、その痛みで息が出来なくなったのである。
なにせの一人暮らしなので、取りあえずポーターを呼んで救急車を呼んでもらった。

原因は"坐骨神経痛"。
結果から言うと、癌には関係なく、本当に偶発的に発症したものだった。
ただのアンラッキー(涙
が、何せ抗がん治療中、しかも白血球が最もなくなる時期とあり、6時間も拘束されてしまった。
病院に着いたのが夜中の12時、帰宅朝6時。
付き添ってくれた友達共々くたくたでしたー。
(ずーーと付き添ってくれて、そのまま仕事に行った友達には本当に感謝 涙)

それにしても、人生初の救急車。
乗った椅子ごとエレベーターに挟まるとか、エンジンがかからないとか、突っ込みどころ満載でしたが(笑
(や、笑いごとでないが)
本気で死ぬかと思ったー。
そして本当に死に直面して、本気で死ぬのが怖くなった。

そしてあれ以来、怖い夢を大量に見るようになった。
最近はちょっと落ち着いてきたけど、何かしらの恐怖が常にあるのだと思う。
まぁある意味、死ぬのが怖いというのは幸せな証拠。
癌を告知されたときは、死んでもしょうがないや...と思ってたから。
癌になって今生きる意味を改めて探し中って感じです。
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-23 16:21 | 抗癌治療

断髪式

昨日とうとう髪を切った。
久々のベリーショート。
本当は、いっそこんな感じにしよーと思ったけど、
e0259710_8381480.jpg
一応会社があるので(しかも秘書という身で)やめた(笑

改めて鏡をみたら、老けたなーーーって思ってしまった(涙
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-23 13:36 | 抗癌治療

抗癌治療が始まって、今日で12日目。
一昨日あたりから、ベッドに落ちている髪の毛が気になる。
髪の毛が多いので抜け毛はしょっちゅうなのだが(昔、同居人に抜け毛公害と言われたほど)、何となく多く感じる。

抗癌治療から髪を守るため、Scalp Coolingたるものを使っているのだが、効く確率は限られている。
Scalp Coolingは、治療の際に特殊なキャップをかぶり、毛根を-25℃まで凍らせ薬の浸透を防ぐもの。
これをつけると、かき氷10杯を1分で食べたような(食べたことはないが)頭痛が襲ってくる。
が、これも5分も経てば慣れるもの。
あとは、毛布2枚とお茶で誤魔化せます(笑
抗癌治療30分前に設置し、治療30分後に外します。

密かに効き目を期待、や、切望してたのだが、やっぱり難しいのかな。
抗癌前に丸坊主にしてしまう人がよくいるけど、その気持ち何となく分かる。
抜け毛で部屋が汚れるとかでなく、気分的な問題。
抜け毛を見ることで、自分は病気なのだなと再確認する。
それが辛いかも。

なので明日あたり、出張ヘアカットを頼もうと思う。

そして......抜けたら.....しょうがないから、かつらを楽しもう♪


しかし.....病気とは関係なく髪の薄い人って大変だろーなー。お気持ち察します。



e0259710_2234062.jpg今日の音
Come On Die Young (1999) Mogwai
Mogwai Young Team (1997) Mogwai
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-12 12:30 | 抗癌治療

3月11日

3月11日
世界の何所にいても、この日を忘れないようにしたい。

ロンドンは珍しく雲ひとつない青空。
宮城にいる姉を想う。







e0259710_1575092.jpg今日の音
The Shepherd’s Dog (2007) Iron & Wine
Kiss Each Other Clean (2011) Iron & Wine
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-11 16:37 | その他

地獄の入院生活2日目

入院も2日目になると移動椅子トイレではなく、10mぐらい先のトイレまで歩かされる。
右手に点滴スタンド、左手に血液パイプを持ち、行きだけで15分ぐらいかかる(涙
もうなるべく水分を取りたくない気分。

加えて全身消毒というのがあって、いきなりベットの上で全裸にされ、ピンクの消毒液で全身を洗われる。
なんか犬の水浴びのように、ジャブジャブ洗われました(笑
その後はベッドごと全部お取り換え。清潔っちゃ清潔です。

ここまでくると、入院ではなく入隊(もしくは服役)って感じ。

そして午後一番に診療にきた医師が、血液パイプを見て一言。
「明日、退院ねー。」

................................

翌日、ろくに動けない、歩けない、食べれないまま退院させられました。
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-10 18:22 | 手術、入院

地獄の入院生活1日目

入院前にあれもこれもと色々買い込み、ボストンバッグに全部詰め、
準備万端、意気揚々と入院生活に突入して行ったのだが、
結果、ボストンバッグを開けることすら出来なかった(笑

右手に2本の点滴針。
ボタンを持たされ、痛くなったらそのボタンを押して、自分で鎮痛剤を注入出来るシステム。
左脇下には2本のチューブ。
いらない血液とその他の体液(リンパ液等)をここから流す。
チューブの先には袋が付いていて、これがある程度出なくなった時点で退院となる。

しばらくは上半身を起こしただけで、強烈な吐き気を催し、ナースコール押しまくりだった。
が、英国の入院生活は想像以上に過酷である。

こんなどうにも動けない状態でも、トイレは移動椅子式。
そこまでは自分で行かなくてはならない。
チューブと点滴スタンドを引きずり、瀕死の思いでトイレに座り用をたしたら、
トイレットペーパーはボンストンバッグの中だった.........

それにしても英国ナース達、吐いてフラフラの私に、食えだ、飲めだ、動けだ、エキササイズだと、
おまけに朝4時に血圧測ると起こすし、夜中1時ぐらいから掃除始めるし、
ナースコール押しても15分ぐらい来ないし、患者の靴は足で取るし....
もう、白衣の悪魔。

結果、寝たきりされるがままで、バッグを開ける気力もなかった。



e0259710_23584953.jpg今日の音
Yankee Hotel Foxtrot (2002) Wilco
Wilco (The Album) (2009) Wilco
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-08 18:16 | 手術、入院

手術

ということで、年が明けた1月5日(木)に手術となった。

当日はその日手術を受ける者全員、朝の7時に病院集合。
順番は医者がその日に決めるのである。
なんて効率の悪い...とお思いでしょうが、これがイギリス。

1手術にどれだけ時間がかかるか分らないし、
どれだけ医者が疲れるか分らないし、
しかも来ない患者もいるし(本当にいた)、
要はいつでも手術が出来る状態で患者を待たせる、英国式効率的手段。

お陰様で運が悪い私は、午後2時過ぎまで待つこととなった。
やっと手術室に呼ばれたときは、空腹とストレスで、もう誰でもいいから切ってくれ状態。

麻酔室に入り、5分ぐらいで記憶なし。
手術は1時間弱。
手術の15分後にリカバリー室で目が覚めた。

その後入院病棟に運ばれ、地獄の入院生活に入りました。
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-04 21:41 | 手術、入院

巨大腫瘍

今までの経過を見て分かる通り、1年以上も腫瘍を大切に育ててしまったため、
手術したときは6x7cm(Grade3)と巨大化してました。

育てた理由は、私の病院嫌いと日系病院の誤診。
誤診と言ったら語弊があるかもしれないが、
「何かで乳腺がつまってるけど、癌じゃないから大丈夫よーー」と、こんな感じだった。
確かにこの時点では癌腫瘍でなかったかもしれないが、再診ぐらい勧めてほしかった。
や、再診すべきだったーー。

と、今更言っても何も始まらないので、言わない訴えない脅迫しない。
だがこの時点で処置していたら、Radiotherapy(放射線療法)で済んでいたはず。
少なくともいきなり選択なしの全摘出とはいかなかったはず。
(現医学では4cm以上の腫瘍は全摘出が主流)

ま、とにかく放っておいた自分が悪いので、大人しく摘出手術をこのロンドンで受けることに決めました。
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-02 19:55 | 乳癌について

今までの経過

今までの経過

2010年12月 左胸に腫瘍のようなものを発見。
2011年2月 日系の病院で健康診断を受ける。胸の腫瘍は乳腺炎と診断される。
2011年8月 腫瘍が大きくなり、血乳が出る。
2011年11月 GPにて診察。すぐにSt Mary's HospitalのBreast Care Centreに送られる。
2011年12月8日 乳癌告知(Grade3)を受ける。
2012年1月5日 全摘出手術。
2012年2月23日 第一回抗癌治療(失敗)
2012年2月29日 第一回抗癌治療

このBlogを始めたのは、ただ単に自分の経験を記録したかったから。
ついでに私と似たような境遇の方の、何らかのお役に立てたら嬉しいです。
[PR]
# by stmarysh | 2012-03-01 05:15 | 自分について